入社したらまず、商品の陳列を担当します。焼きあがったパンがどんどんラックに差さっていきますので、そのまま商品トレーにきれいに並べるものもあれば、クリームを絞ったり、フルーツを乗せたりする仕上げものもあります。 商品トレーに並べたら売り場に焼き立て・揚げたて・つくりたてのコールと共に陳列します。

早くて1ヵ月でパン出しに慣れたら次はパンの焼成を担当します。 成型して発酵室に入れたパンがどんどん発酵して出てくるので生地に卵液を塗って食材を乗せたりしてパンを焼ける状態まで仕上げます。 使用する食材の分量や、焼成する温度、時間はパン毎にレシピが決まっているので最初は覚えるのが大変ですが、だんだん自分なりに流れが組み立てられるようになります。

パン出しに慣れた後、焼成以外にドーナツ全般のポジションがあります。 パンには焼く種類とは別に揚げる種類もあって、マルジューで人気のコク旨カレーパンは専用のフライヤーで揚げています。他にも10種類以上のドーナツがありますのでそれらをお客様に揚げたてが提供できるようにこまめに揚げていきます。 他にも揚げるだけでなく、カレーパンやあんドーナツの包餡等の事前準備があります。

仕込みの方で捏ねあがって、分割された生地をレシピに応じて丸めたり、包んだりする作業です。あんぱんやクリームパンの様に包餡するパンもあれば、コロネの様に巻いたりピザの様に平たく伸ばすパンもあります。前日の個数や、当日の天気、前週の流れ等を参考に、事前につくる数の予定数をたててつくっていきます。

パン作りの心臓部分である生地に仕込みは、前日のうちに計量しておいた小麦粉 をミキサーに入れて捏ね上げていきます。生地には捏ね上げ温度というのがあって、季節や当日の室内温度等によって生地の温度が高過ぎたり、低過ぎたりすると良いパンはできないので、捏ねている時に注意して観察し良い生地を仕上げていきます 生地は甘い生地や塩味のある生地、季節のものの生地と多種多様です。